アドセンス

2016年9月21日水曜日

米国株:エヌビディア(NVDA)について


米国のエヌビディア株(NVDA)が伸長している。

当社はPC向けのグラフィックチップを製造していたが、最近はゲーム、グラフィック処理、データセンター、自動車向けのGPU(グラフィックスプロセッシングユニット)を開発している。

端的に言えば、コンピュータグラッフィックス処理を高速化するための半導体チップメーカー。

しかし、ファブレスにつき製造は台湾のTSMC等に外部委託する。

最近、自動運転向けのビジュアルコンピューターシステム「DRIVE PX」をリリース。

(当社ホームページより)
当社ホームページによれば、
「DRIVE PX」は12 台のカメラ、ライダー、レーダー、および超音波センサからのデータを融合させることができます。これにより、アルゴリズムが自動車の周辺の 360 度の環境を完全かつ的確に理解することができ、静的および動的なオブジェクトを含む堅固な表現を生成します。オブジェクトの検知や分類にディープニューラルネットワーク (DNN) を採用することで、結果として得られる融合されたセンサーデータの正確度が大幅に向上します
としている。

要するに、カメラ、ライダー等からデータを収集し、車線やカーブ、対向車、障害物、歩行者、標識等をディープラーニングにより認識し、安全運転をすべく最適なルートを判断するのが「DRIVE PX」。また、自車の位置や車線、傍を走る車等をモニターに表示し、コンピュータ自身の認識状況をドライバーに示す。

(当社ホームページより)

言わば、カメラやセンサーは様々なメーカーのものを組み合わせて使用できるが、収集されるデータを一括かつリアルタイムで処理し、状況を判断するチップは当社のものという自動運転におけるプラットフォームを提供。

走行する車の回りで起こる事象をリアルタイムで処理する必要があるため、「DRIVE PX」はアップルのパワーブック140台分の処理能力を有するとのこと。

なお、独アウディは「DRIVE PX」に使用しているTeglaを車載プロセッサーとして採用しており、当社のプロセッサーは一定の評価を得ているものと考えられる。

株価は自動運転への取り組みが評価されており、2016年の年明け以降、右肩上がりで上昇中。当面の成長を織り込んだ水準なのか、その一部だけを織り込んだのか判断は難しい。

(SBI証券チャート図より)

BMWはインテルと提携、トヨタはトヨタリサーチインスティテュートを設立するなど様々な取り組みが見られる。

自動運転に係る競争は始まったばかり。今後の展開から目を離せない。



投資は自己責任で。
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