最近、先進国は長期停滞にあるとの新聞記事等をよく目にする。
ハーバード大学のサマーズ教授が使い始めたのがそもそものようだが、個人投資家として投資成績も長期停滞というわけにはいかない。有名な大学教授は新しい概念を打ち出し、それが現実の問題解決に寄与するかに関わらず、高い講演料をもらえば済む訳だが、個人でリスクをテイクする立場からすればそんなゴタクを気にする必要もない。
そんな訳でなんかよい投資アイデアはないものだろうかと日々考えている。
そんな中、やはりIT化による利便性や生産性向上には目を配る必要がある。「現状の日常生活 → IT化 → 状況改善」の流れがキーワードだと思う。
例えば、移動手段を考えた場合、移動手段を所有するかしないか。所有しない選択肢をとる人間が増えてくるのであれば、ウーバーやカーシェアリングなどシェアする仕組みに資金を投じる。
一方、所有するのであれば、運転補助から自動運転の流れを無視する訳にはいかない。自動運転であれば、センサー、カメラ、運転を制御するプロセッサ(ディープラーニングを含む)、インターネットとの通信機能(コネクテッドカー)などこれまでの車にはない機能が追加で求められる。
特に自動運転では車の回りで起こっている事象を認識する、認識した情報に基づき判断するには電子制御技術は欠かせない。また、これはエンジンから電気自動車、水素自動車等に転換しても変わらない。
ここでよく考えてみると、認識 → 判断 → 制御の流れは自動車だけではない。工場の生産管理、飛行機エンジンメンテナンスなども同様である。センサーなどで情報収集し、プロセッサ等により情報分析、その結果により対応策の決定など制御となる。
したがって、認識、判断、制御を一連の流れとして、新製品や新サービスとして提供できる企業に投資するか、認識技術に優れたメーカーなどそれぞれの機能別に競争力のある企業に投資するか2通りの方法が考えられる。
前者については、現在その製品やサービスを提供している企業と、同一の便益を提供するものの頭脳の部分などをプラットフォーム化し一気にその製品やサービスの市場を奪ってしまう(≒競争条件を大きく転換してしまう)可能性をもつ企業などが想定できる。
後者については、各機能のみで競争力を有する企業、複数の機能のいずれでも必要とされる企業などが想定される。
考えがまとまっていない気もする。引き続き頭の体操が必要なのだと思う。
投資家の宿命か。
投資は自己責任で。
応援よろしくお願いします。
そろそろ資本主義も終わりだとか、低成長に入ったとかってもう10年20年言ってる気がします。
返信削除そのたびに技術革新、イノベーションがそれを乗り越えて成長してきましたから、僕はなんら心配してません。
記事にあるような革新的な技術はまだまだこれからですからね。
コメントありがとうございます。
削除技術革新はこれからですね。
日本人もノーベル賞受賞しますが、アメリカ人の発想というか着想って凄いと思います。
グーグルとかアマゾンなどモンスターが次々出てきます。プロスポーツの世界もそうですね。