米国カリフォルニア州アーバインにあるエドワーズライフサイエンス(Edwards Lifesciences Corp.)について考えてみたい。
アーバインはカリフォルニア大学アーバイン校もあるなどとても雰囲気の良いところです。
さて本題です。
当社は、
重度の循環器疾患治療・モニタリング用医療機器の開発・製造・販売・サービスを手掛け、特に弁膜症治療に使用される人工心臓弁、および血行動態モニタリング製品では世界のトップシェアを誇る。
最近では、開胸せずに血管からカテーテルを挿入して人工心臓弁に置換する新しい技術を世界に先駆けて開発し、2007年にはヨーロッパで、2011年には米国で、それぞれ製品が発売され、日本では2013年に国内初となる製造販売承認を取得。これにより、開胸手術による治療が不可能、または非常に困難であった弁膜症も治療が可能となり、クオリティオブライフ(QOL)の向上にも寄与するものと期待されています。
という会社です。(以上、当社ホームページより)
簡単にいうと、これまで心臓の弁を置換する際には、開胸のうえ、人工心肺を使用し、心臓を止めて手術をする必要があったが、当社の経カテーテル生体弁治療では足の血管から心臓までカテーテルを伸ばし、心臓を止めることなく人工弁を心臓に留置することにより、人工弁に置換するもの。
これまで重度の動脈弁狭窄症の約40%の患者が手術を受けられなかったことから、新たな治療の選択肢の一つである。
素晴らしいの一言です。
人工心肺を使用すると体の免疫力が著しく低下するので、細菌などによる感染症にかかるリスクが高まり、命を落とすことにも繋がりかねない。
カテーテル治療で対応できるのであればそういった意味からも有用な治療法。
慶応大学病院や神戸大学医学部附属病院等のホームページをみていると術式が紹介されており、日本でも広まりつつあることが分かります。
2016年度の業績は以下の通りです。
(当社ホームページより)
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粗利73.7%と利幅厚く、研究開発費負担後の最終利益率は18.5%と収益率も問題ない水準。
また、製品別の売上高をみてみると、経カテーテル生体弁治療(Transcatheter Heart Valve Therapy)は前年同期比+43%で増加。まだ発射台が低いので増加率が大きくなっていますが、ニーズは非常に大きいと考えられます。実際に売上高の約半分を占めています。
足元の株価は以下の通り約115ドルと右肩上がり。
(SBI証券のチャート図より)
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PERは約40倍。
どう考えるか。妥当か、割高か。
成長性の判断が難しい。
株価調整局面を待つべきか。
投資は自己責任で。
応援よろしくお願いします。
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