アドセンス

2016年9月24日土曜日

男はつらいよ「浪花の恋の寅次郎」をみて


今年は渥美清没後20周年につきNHKのBS放送で「男はつらいよ」を放送している。

今週はシリーズ第27作「浪花の恋の寅次郎」。マドンナは松坂慶子で本作より寅次郎の甥っ子の満男役が吉岡秀隆となった。

シリーズ各作品とも寅さんがマドンナを好きになってしまい、相手も寅さんに好意を示すも自分は堅気でないと応じることができず、最後はふられてしまうストーリー。

寅さんのしゃべりに引き込まれることや常識に縛られることのない面白い言動、妹さくらとの兄弟愛、とらやの人間模様などの作品の魅力もさることながら、ワンパターンの展開なので非常にリラックスして作品を楽しめるところも魅力の一つだと思う。

見方によってはワンパターンの展開のどこが面白いのと言われてしまうが、疲れず、安心して、リラックスしてみれるところがいい。単発ものの映画だとストーリー展開についていくのが億劫に思う時がある。なので深く考えることなく単純に笑えて、楽しめる映画や番組が好きだ。

あんまり小さな子供は理解できないと思うけど、若い人からお年寄りまで幅広い年代で誰もが楽しめる作品だと思う。だから26年間で全48作も作られた国民的人気シリーズになったと思う。

また、生前の渥美清はマスコミの取材を受けず、自分のことや家族、男はつらいよなどについて多くを語らなかった。ファンは多い時には年2回放映された作品でしか渥美清=寅さんに出会えなかったことも、作品が大ヒットした理由の一つだと思う。寅さんでない時の渥美清がペラペラしゃべっていたら、寅さんの魅力が大きく低下したと思う。

そのあたりの役者渥美清の振る舞いも粋に感じる。

本作での寅さんの名セリフはマドンナとの別れた後の一言。「男は引き際が肝心よ」

今後も再放送してくれるといいな。



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