内館牧子氏の「終わった人」(講談社)を読んだ。
書店で大きく平積みになっていたので手にとってみたのがきっかけ。
帯封にはこう書かれていた。
大反響「定年」小説!
大手銀行の出世コースから子会社に出向、転籍させられ、そのまま定年を迎えた田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れた。生き甲斐を求め、居場所を探して、惑い、あがき続ける男に再生の時は訪れるのか?サラリーマンとしての天井が見えつつある自分にとって今後の人生どう生きべきか考えるきっかけになるのではないかと思って読んでみた。
自分は仕事一筋で生きているつもりはないけれど、1週間で考えた場合、平日の大半の時間は職場で過ごし、家に帰ってからも、あれこれ仕事のことを考えてしまう。
会社に出社すると自分の仕事や部下の面倒をみたりと個々の案件や問題等について考えている時間がないので、自宅に帰る途中や寝る前などに色々考える。でも夜は疲れてしまいあまり考えられないので、朝、フレッシュな頭で考えることが多い。
仕事に大きく時間がとられている状況だ。
最近思うのはこれでいいのかということだ。会社に雇われている以上、労働を提供する必要があるが、会社から一歩でたらもう別人になる必要がある気がする。それくらいメリハリをつけるべきだと思う。生きていくには働く必要があるが、人生それだけではないはずだ。
趣味や人生を豊かに過ごすために有意義なことはたくさんあると思う。会社員人生は自分で決めらず、他人の決断に左右される。自分で自分のことを決められることにもっと時間を割くことが大切だと思う。
個人的には仕事に役に立つかどうかは別にして何かスキルを磨けるようなものに挑戦したいなぁと考えている。最近ぼんやりとみえつつある。色々調べようと思う。
本書は読んで色々どきっとすることが多く書かれていた。
自分の立ち振る舞いを改めようとの思いを強くした。
投資は自己責任で。
応援よろしくお願いします。
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