アドセンス

2016年10月3日月曜日

週刊ダイヤモンド:「凄いネスレ」を読んで


週刊ダイヤモンド「凄いネスレ 世界を牛耳る食の帝国」(2016 10/1号)を読んだ。

ネスカフェやキットカット、ハーゲンダッツなど有力なブランドを抱える食の企業につき、安定的であるも、着実な成長が見込めるので当社には以前から興味があった。

株を保有したくても、ニューヨークにも上場しておらず、スイスでは購入できないので、マレーシアの現地法人「ネスレマレーシア」を保有している。せめて、ADRでニューヨーク市場にでも上場してくれればいいのにと思う。

記事は40ページに渡る大特集。会長、CEO、ネスレ日本CEOなどのインタビューやM&Aの歴史、現地化経営、今後の事業展開など多岐に渡った内容。

特集を通じて強調されていたのが長期戦略と現地化経営。

株式市場からは短期的な結果を求められるが、それに固執すると長期的な利益が失われるので、上場先も四半期決算開示のないスイス市場に絞っている模様。また、長期的に商品を普及させたり、市場を開拓するためにも、現地化経営を徹底。例えば、市場の実情に合った取り組みを進めるべく、中国ではアリババと提携し、ECチャネルにて農村部へのアプローチしているという。

また、2001年より当社は食品メーカーから「栄養・健康・ウエルネス」企業への転換を進めている。単に食品を提供するだけでなく、食で人々を健康にするという時代変化への適応といえる。ヘルスケア関連企業の買収も進めている状況。

伝統ある超巨大企業でも時代の変化についていけないと潰れてしまう。ネスレも長期戦略や現地化経営をポリシーとして掲げているものの、時代の変化には柔軟にかつ積極的に対応する姿勢が各所に伺えた。

短時間で多くの情報に触れることができた。また、日本で当社の会長やCEOのインタビューをなかなか読む機会がないので、本記事に感謝。

ご興味のある方はご一読を。

先週本誌が発売されてから、本ブログの記事「ネスレマレーシア(NESM)から配当金」のアクセス件数が増加してます。ネスレへの関心の高さが伺えます。そういう意味でも本誌に感謝。



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