IBMの2016年度第3Q決算が発表された。
状況は第2Q決算から大きな変化は見られない状況。
売上高は前年同期比△1%減の192億ドル、純利益は同△4%減の31億ドルの減収減益。売上高については18四半期連続の減収。EPSは3.29ドルと同1%減の減益。
粗利は48.0%と前年同期比△2.1ポイントの減少。会社の説明によれば、戦略的重点分野における買収費用の発生や新たなサービスへの移行期にあり費用先行していることによるもの。
(IBM決算発表資料より)
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また、戦略的重点分野については、売上高は前年同期比+15%増の80億ドル、過去1年間でみた場合、IBM全体の売上高の40%を占めるまでになった。特にワトソンを通じたコグニティブソリューションはクラウドを介して提供されることから、個別の分野ではクラウドが同+42%増と大きく増加。
(IBM決算発表資料より)
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通期のEPSは引き続き13.5ドルを維持する見通し。
総じて、戦略的重点分野への移行期間中であり、利益の改善に至るまでにはもうしばらく時間がかかる状況。戦略的重点分野の売上シェアが70%を超えてくれば、利益水準も改善してくるものと思われる。
株主としてもうしばらく辛抱したい。
投資は自己責任で。
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