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2016年11月20日日曜日

NHKスペシャル「沸騰!14億人の投資熱 中国”金融城”に密着」をみて


NHKスペシャル「沸騰!14億人の投資熱 中国”金融城”に密着」をみた。

海外からの投資資金を金融機関で受け入れて、国有企業に融資し鉄鋼産業などを中心に経済発展するモデルが限界を迎えた中国。

今、政府は1,800兆円に上る個人資産を成長著しいベンチャー企業へ注ぎ込み、新たな経済成長のエンジンにする政策に舵を切った。

そこで個人資産の受け皿とすべく目をつけたのが民間の投資会社。

ヘッジファンドのように富裕層から出資を募り年利30%のリターンを目指す投資ファンドが雨後の筍のように設立されているとのこと。

また、銀行から融資を受けにくい中小企業に対しインターネットで資金を募り融資するインターネット金融も伸びているようだ。

融資金額は小口が多いようだが、インターネット金融会社が投資家に対して100%元本保証し、年利9%の利率で投資家から資金を募り、中小企業に融資している。資金調達できた際には中小企業はインターネット金融会社に対して手数料を支払う。

インターネット金融会社はスピードを重視しており、企業から融資の相談を受けると2~3日で融資取組みの可否を判断し、投資家から資金を募るという。

また、実際にインターネットで投資家から資金を募る場面が放送されたが、募集開始からわずか30~40分程度で資金が集まることも多いようだ。個人の運用熱に驚いた。

しかし、利便性が上昇する一方、インターネット金融における詐欺事件などのトラブルも絶えないようだ。

投資ファンドもインターネット金融も一抹の不安を感じた。今はまだ深刻な貸し倒れの問題が発生していないが、景気後退局面や経済ショックが襲った場合には投資家保護のセーフティネットが不十分であったり、杜撰なリスク管理が原因で投資家が被る損害が大きく膨れ上がる事態が考えられる。

急激に上昇し急激に下落する株価のような事態にならないといいと思う。

それにしても日本では感じにくい躍動する経済の息吹のようなものを感じた。



投資は自己責任で。
応援よろしくお願いします。

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