アドセンス
2016年11月6日日曜日
NHKスペシャル「揺らぐアメリカ どうなる?大統領選挙」をみて
11月5日、NHKスペシャル「揺らぐアメリカ どうなる?大統領選挙」をみた。
大統領選を来週に控え、今、米国の有権者が何を考えているのかに焦点を当てつつ、米国社会が抱える問題について伝える内容。
その中で一番感じたのは、グローバル化の影響により、米国でも、収入が減ったり、失業したりと経済的な問題に多くの人々が苦しんでおり、日本とあまり変わらないということだ。
もちろん移民の問題や外国人の排斥の動きなどの事情は米国と日本で異なる。しかし、米国の製造業の労働者が過去20年で1/3に減少したことや鉄鋼メーカーで働いていた労働者が中国との競争に敗れ失業したこと、ヒスパニック層などが増加し白人中間層が減少していることなどグローバル化の影響は日本だけでなく米国にも生じている問題。
こうしたなか、既存のエリート政治家では現実を変えることはできないと考え、オバマ大統領が掲げていた「チェンジ」とは趣が異なる「チェンジ」への期待から、トランプ氏が躍進しているのだという。とにかく今の生活を変えたいという人々の切の願いのようだ。
今、日本でも低成長が問題となっており、対応策として新たな事業の創出や技術革新が必要だといわれているが、多くのベンチャー企業が育つ米国でも貧困問題を解決するのは難しい。多くの規制が残る日本ではグローバル化に伴う経済的な問題を解決することは非常に困難なように思える。
最後に、いつも思いますが、NHKの取材力は凄いと思う。
投資は自己責任で。
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