ﾃﾚｺﾑﾆｶｼｲﾝﾄﾞﾈｼｱ(TLKM)から配当金

ｲﾝﾄﾞﾈｼｱのﾃﾚｺﾑﾆｶｼｲﾝﾄﾞﾈｼｱから配当金がありました。ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ政府が52.6%出資する国営の通信会社であり、ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ市場並びにﾆｭｰﾖｰｸ証券取引所に上場しています。

 

ｲﾝﾄﾞﾈｼｱの通信市場はGDPの概ね2倍のﾍﾟｰｽで市場が拡大しており、当社が他の2社を抑え同国最大の通信会社。

　〇市場ｼｪｱ

　　　ﾃﾚｺﾑﾆｶｼｲﾝﾄﾞﾈｼｱ 47%、Indosat 21%、 XL Axiata 13%

ちなみに、ﾋﾞｼﾞｮﾝとして「Be the King of Digital in the Region」、ﾐｯｼｮﾝとして「Lead Indonesian Digital Innovation and Globalization」を掲げています。

2015年度までの業績推移は以下の通り。2014年度に4Gｻｰﾋﾞｽを同国最初に提供したことなどから、2011年対比で収入(Revenue)は144%増と急速に成長。同様に1株利益も順調に拡大。一方、DEﾚｼｵも2015年度は0.46倍と堅実な財務運営がなされているといえる。

2016年度第1四半期の決算も以下の通り増収ﾄﾚﾝﾄﾞ。固定電話からの収入は減少傾向にあるが、ﾃﾞｰﾀ通信からの収入は通信速度の向上と相まって前期比大きく伸長。通信会社の世界的なﾄﾚﾝﾄﾞといえる。

 

(出所：当社ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞIR資料) 

最後になってしまいましたが、2015年度の1株あたり配当金は94.637ﾙﾋﾟｱ。現状の株価水準で計算した配当利回りは約2.5%(=94.637ﾙﾋﾟｱ/3,800ﾙﾋﾟｱ)であり、昨年末頃からの株価上昇を受けて時価ﾍﾞｰｽでの利回りは低下傾向。

同業者間の競争はあるものの、ｽﾏｰﾄﾌｫﾝへの移行やﾃﾞｰﾀ通信量の拡大は今後も継続することから、業績の拡大並びに更なる株価伸長も期待できそうです。

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