アドセンス
2016年6月14日火曜日
三井住友フィナンシャルグループ(8316)、手元現預金42兆円!
三井住友フィナンシャルグループの株主総会招集ご通知が送られてきました。
リーマンショック前に売り抜けることができず長らく塩漬けとなっている銘柄です(涙)。海外投資を始める前から保有しておりつきあいはとても長い。
連結BSをみてびっくりしました。
最近の銀行決算は、アベノミクスによる景気回復基調から貸出残高が増加したことに伴い増収となる一方、利益面は不良債権処理に係る与信コスト減少などにより増益傾向であった。
しかし、前期H28/3期決算は、市場金利引き下げの影響が強まり資金利益が減少する一方、与信コストも下げ止まっていることから、減収減益へとトレンドが変化。
三井住友銀行を傘下に持つ三井住友フィナンシャルグループも同様である。
しかし、バランスシートをみて驚いた。貸出金75兆円、有価証券25兆円に対して、現金預け金42兆円である。
金利上昇リスクによりメガバンクは国債保有残高を削減していることから有価証券残高が25兆円に留まっている影響もあるかもしれないが、主たる業務である貸出金75兆円に対して現金預け金が42兆円に達しているのは驚くべき状況といえる。
日銀マイナス金利政策のしわ寄せがでているともいえるが、日本国内の資金ニーズの乏しさは深刻な状況だ。最近では海外貸出も景気減速の影響を受け伸び悩んでいる。
日銀は金融緩和をしているものの、貸出が増加しないと銀行は時折やり玉にあげられるが、この手元現金残高をみれば、銀行側に貸出を渋る事情はないものと思われる。貸したくても需資が乏しいともいえる。
現金預け金42兆円は途方もない金額だ。
株主目線にたてば、海外M&Aなどの実施により、新たな成長源を速やかにみつけて欲しい。それも超大型の。
投資は自己責任で。
応援よろしくお願いします。
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