アドセンス
2016年8月28日日曜日
日本REIT、NAV倍率1倍割れ
H28年8月27日の日本経済新聞朝刊「堅調REITに警戒信号」を読んだ。
上場REITでNAV倍率1倍割れ銘柄が増加しているとの内容。
NAV倍率1倍割れの状態はREITが保有資産を売却した場合、投資家は投資した金額を上回る資金を回収できる状態。
一言でいえば割安な状態であるが、不動産価格がいよいよピークを迎えたと思う。
マイナス金利政策で資金調達がし易くなり、不動産へマネーが向かったが、都内はもとより、地方へもマネーが回り、一巡した感がある。
オフィス系でいえば最新のオフィスビルに入居できる体力のある企業は限られている他、住居系にしてもそもそも空き家問題が発生し、所得が伸び悩んでいる状況で高い家賃の負担は困難。
ホテル系も東京オリンピックまでが一つの節目でそれ以降は観光立国を強調するも見通しが立てにくい。
大手不動産の決算をみていても、マンションの売れ行きは明らかに減速している。また、国内不動産の取り扱い高も2014年度をピークに2015年度は減少。
私募REITの資産残高が2015年度から急増。運用難の投資家が利回りを求めてなだれ込んでいる印象を受ける。メジャーな投資家以外も投資残高を増やしているとの報道もある。
バブル発生や価格下落の不安が聞こえ始めており、潮目が変わったと考えるのが無難だと思う。
国内REITは全部ポジションクローズしているので個人的には関係ないけど。
でもREIT価格が調整されるとすると、日本市場は皆が一斉にリスクオフの一方向に動くので、間違いなく日本株が下がる。
日銀が9月の金融政策決定会合で総括的な検証を行うとしているが、そこで金利の見通しが変化する場合、それがREIT価格下落のトリガーになると思う。
投資は自己責任で。
応援よろしくお願いします。
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