アドセンス

2016年5月21日土曜日

P&G株(PG)について


P&Gから配当金がありました。パンパースやブラウンなど数多くのブランドをもつ世界的な消費財メーカーです。1株当たりの配当金は前期から1%増加の0.6695ドルとなりました。

これで60年連続増配、1890年から126年連続配当となります。驚くべき実績です。配当貴族銘柄のすごさを感じます。

現在の株価水準での配当利回りは約3.3%。ハイテク株のような値動きの荒さも無く、欲をだせばきりがありませんが悪くない水準といえます。
 
  年間配当見通し2.678ドル(=0.6695ドル×4)/80ドル=約3.3%


当社の財務状況の分析は他の方に譲るとして当社の成長性について簡単かつ楽観的に考えてみたいと思います。

2015年度の地域別の売上シェアは以下の通りです。

  北米              40%
  欧州              26%
  ラテンアメリカ           10%
  中国                8%
  アジア太平洋            8%
  IMEA(インド、中東、アフリカ)   8%

北米が40%と過半を占めますが、今後の成長が期待されるアジア太平洋、IMEAのシェアは16%に留まります。また、成長率は減速していますが、引き続き経済のパイが拡大している中国を含めてもそのシェアは24%に留まります。

例えば東南アジアの国々は若く、これから豊かになっていく一方です。日本の高度成長期を今まさに迎えています。インドも凄いスピードで成長しています。アフリカはラストフロンティアとも呼ばれています。

これらの国々ではより良いものを求めていきます。たとえ生活必需品であったとしても。ごく自然な人間の欲求です。

こう考えれば成熟した消費財メーカーとのイメージが強いですが、大きな成長の機会を有する会社といえます。日本国内だけをみていると大きな世界の流れを見失ってしまいます。

ドル高の逆風はありますが、成長していく当社を見守っていきたいです。



投資は自己責任で。
応援よろしくお願いします。

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