アドセンス

2016年5月7日土曜日

会社説明会について


3月決算企業の決算発表が本格化しています。今期の想定為替レートに注目がいっているような気がしますが、会社説明会の運営形式について考えてみてみたいと思います。

日米の企業で代表者によるプレゼンテーションの仕方に大いに違いがあると感じています。

大まかですが、日本企業はパワーポイントの資料を手元の原稿に沿って説明する形式である一方、米国企業は身一つで檀上にあがり聴衆に語りかける形式といった違いです。

当然、経営者の問題認識や経営戦略、アクションプラン、事業に対する熱意といったものを、投資家に伝えるといった点において、米国スタイルの方が優ると思います。

日本企業もソフトバンクの孫社長や日本電産の永守会長がご自分の言葉で語られていますが、まだ少数のようです。

実際、ソフトバンクの孫会長のプレゼンは引き込まれるものがあり、四半期毎に開催される決算説明会を楽しませてもらっています。もちろん、投資先企業につき、米国の携帯電話大手スプリントの立て直し中であるため、業績が気になるところもありますが。

先日、IBMの決算説明会「IBM Investor Briefing 2016」をインターネットでみましたが、CEOの全体戦略説明の他、各部門の統括する副社長によるプレゼン、質疑応答など、全て自らの言葉で語っており、業績は厳しいところがあるものの、経営者の自信が伝わってきました。

また、バークシャーハサウェイが例年4月に開く株主総会は、CEOの話を聞きたい、参加して楽しいなどがなければ、あれほど活況を呈さないと思います。

5月以降、日本企業の決算説明会も本格化します。海外IRに行くばかりでなく、費用をかけず、個人投資家を増やす方法はこんなところにもあると思います。


応援よろしくお願いします。

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