アドセンス

2016年7月5日火曜日

三菱商事(8058)より配当金


三菱商事より配当金をいただきました。

配当金は25円/株で、年間にすると50円/株です。現在の株価水準での利回りは約2.7%(=50円/1,797円)、今期の配当予定額60円では約3.3%(=60円/1,797円)の水準です。

他の大手商社同様、H28/3期決算は厳しいものでした。具体的には、非資源分野は前期の減損損失振り戻し益の反動により前年比減益、資源分野は市況低迷の他、銅やLNGなどで減損損失計上し赤字となった結果、H28/3期は全体で△1,494億円の最終赤字となりました。

今期は「中期経営戦略2018~新たな事業経営モデルへの挑戦~」という新たな中計スタートの年です。

資源分野は原料炭・銅・天然ガスへ経営資源を集中し、投融資残高を一定に保ちつつ、資産の入れ替えによる質の向上を図るとしています。

また、非資源分野は、これまでの成長の源泉を投資に求める発想を転換し、事業の中に入り、当社の経営力をもって成長を目指すこととしています。新社長によれば、1社あたり1億円の増益を図れば数百億円単位での増益が可能になるとし、要するに兵站が伸びきっていることから、既存事業のテコ入れを図る計画です。

商社はビジネスモデルが見通しずらいせいなのか、PBRは1倍割れ、PERも11倍程度と割安に放置されています。また、有利子負債残高が約4兆3,000億円(ネット)と多いこともその背景にあるものと考えられます。

個人的には、為替リスクを自分が直接抱えることなく、海外への分散投資が可能になる点が商社株保有のメリットと考えています。アジアやアフリカなど高成長が期待できる地域が商売の主戦場になることから、日本にいながら高成長の果実を享受できます。

また、資源価格や穀物価格、その他輸入商品等が値上がりすれば、日常生活での負担は増しますが、株主としては増配、株価上昇によりリスクヘッジが可能になります。日本と海外でモノが動く接点に存在することが日本人投資家にとってメリットと言えましょう。

当面向かい風の状況になると思われますが継続保有する考えです。



投資は自己責任で。
応援よろしくお願いします。

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