アドセンス

2016年10月21日金曜日

自動運転車のプロセッサ


自動運転車を巡る報道が増えてきたと思う。

昨日も米インテルが自動運転車向けの演算CPUの供給を検討中との報道がなされた。BMWはインテルとイスラエルのモービルアイと提携している。

また、それ以外にも日本のルネサスエレクトロニクスも開発に着手しているとの報道もある他、画像処理に強みのあるエヌビディアが開発を一歩リードしているとの記事も雑誌等でみかける。

自動車メーカーの動きも慌ただしい。

独アウディは2017年に自動運転と手動運転を切り替えることができるレベル3を市販化する計画とも言われている。いよいよ自動運転時代の到来ともいえる状況にあるが、使用するプロセッサをどこのメーカーが主導するのか非常に興味深い。

1社がマーケットを総取りするのか、リコールのリスク等もあることから、分散を図るべく自動車部品のように複数のメーカーに収斂していくのだろうか。また、むしろ一定の技術水準に達するのであれば、自動運転用のプロセッサもコモディティ化していくのかもしれない。

コモディティ化するのであれば、部品の値段も落ち着いたものとなり、性能アップに向けた投資負担能力がモノをいう環境となることから、メーカーの利幅も縮小することが予想される。

当面の動きとしては、主に高速道路でハンドルに手を掛けながらの自動運転が競争の舞台になると思う。どの程度の市場規模になるのか興味深い。モバイル市場を席捲しているソフトバンクグループのARMも自動運転向けのプロセッサの開発を検討しているようであり、開発競争も日増しに強まっている。

プロセッサ市場は独占となるのか、寡占状態となるのか。トヨタ自動車はどこのメーカーのものを採用するのか。自動運転を投資テーマとして考えているが難しい。



投資は自己責任で。
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