アドセンス

2017年1月16日月曜日

日経ヴェリタス「ネクストパラダイム」を読んで


今週も日経ヴェリタスを読みました。

今週の巻頭特集は「ネクストパラダイム 金利・物価・成長・・・さらば「3低」時代」(第462号)です。

世界経済は現在、低金利や低インフレ、低成長という3低から脱却するパラダイムシフトの局面にあるかもしれないとの内容。

個人的な感想としてはそうあって欲しいと思う。

でも、サマーズが提唱していた先進国低成長論はどこへ行ってしまったのかとも思う。悲観論一色であったが、トランプ次期大統領の出現により市場の景色が変わったように、世界の見え方が一挙に変化した。

金利の転換もゼロ金利やマイナス金利政策からの転換を考えるのであれば金利は上昇するしかないとも言える。

インフレについても、コモディティ価格は中国の成長鈍化によるスーパーサイクルの終焉から約8年を迎えており、生産調整の結果、価格の低下が落ち着き始めた状況。そのため、需要が大きく増加し、価格上昇に転じるという状況には程遠い。

経済成長についても、米経済は利上げ局面に入るなど、先進国経済の中で回復局面にあるが、その他の国については、日欧ともに低成長に悩まされている。また、新興国経済についても、米国の利上げによる資金移動に神経質になっている他、成長エンジンとなる国が見当たらない。

総じて、金融政策から財政政策へと世界的に舵が切られようとしているが、突然どうしたのか思ってしまう。世界的に何かが握られたのか。

とはいえ、成長局面に転じることを切に願う。



投資は自己責任で。
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