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2016年5月25日水曜日

ペルサハーンガスネガラ株(PGAS)について


ペルサハーンガスネガラ(PGAS)より配当金の入金がありました。当社は1965年設立のインドネシア政府が56.96%出資する国営の天然ガス会社です。経済成長が期待できる地域やワールドワイドにビジネスを展開する企業が投資対象であることから市況産業なるも保有しています。


当社の事業セグメント並びに事業構造は以下の通り。

Transmission/Transportation部門は、国営のプルタミアや米コノコフィリップスなどから天然ガスを購入し、広い国土を縦断するパイプラインにて都市部等に輸送。輸送料が本部門の収益。

その後、Distribution/Commerce部門が、発電所や工場などの工業向け、ホテルやレストランなどの商業向け、家庭へガスを販売。最終ユーザーは、顧客の数でみると家庭向けが97%を占めるが、消費量でみると発電所等の工業向けが97%となっている。諸外国では給湯器やヒーターなどにおいてもガスを使用しているが、インドネシアの家庭は料理での使用に留まっていることから、規模の利益が働きにくいとしているが、工業部門も含めた事業ポートフォリオで考え、効率化に取り組んでいる。

その他、Oil and Gas部門で、原油やガスの開発並びに権益取得など上流部門にも進出している。インドネシア国内に8か所、米国(テキサス州)に1か所権益保有。

〇2015年度セグメント別収益

     Transmission/     Distribution/     Oil and        Other       合計
      Transportation     Commerce            Gas           Business         (単位:USm$)       
               2015  2014    2015  2014     2015  2014   2015  2014   2015  2014
Income   7.03 30.15  2,612.80 2,909.16 263.70 297.80 185.26   16.28 3,068.79 3,253.39
Expense 63.15 88.60  1,723.41 1,878.91 258.65 183.15 328.24 149.99 2,373.45 2,300.65
Profit (56.11) (58.45)  889.39 1,030.25    5.05 114.65 (142.98) (133.70)   695.35      952.74
※IncomeはOperating Income

2015年度の業績は国内外の経済活動の停滞により、ガスの販売量(865→802MMscfd)が減少したことやインドネシアルピーの減価もあり、前期比減収、減益。

2015年度の配当金は前年の144.84ルピア→91.32ルピアに減配。現在の株価水準での運用利回りは約4.1%。

2016年度1Qの業績推移は以下の通り。年換算のガス販売量は797MMscfd見込みであり、業績は概ね横ばい推移。

      Net Revenue Operating Income Profit (単位:USm$)
’161Q     696       153        109
’151Q     720       158        102

エネルギー価格の低迷を受けて株価も下落していますが、しっかりとした事業基盤を有していることから、長期保有していく考えです。



投資は自己責任で。
応援よろしくお願いします。

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